顔のパーツポジション

キャラクターデザイン 画力アップのコツ

イラスト上達法|同じ顔が描けない!という問題には「似顔絵のコツ」を!

投稿日:2015年10月22日 更新日:

同じ顔を描けない!同じキャラが、描くたびに別人になってしまう!…そういう場合は、「似顔絵のコツ」が役立つかもしれません。

似顔絵のコツは、自分がデザインしたキャラクターの顔を、もう一度「そっくりに」描くのに役立ちます。

しかも、この技術があれば、キャラクターの「描き分け」のバリエーションが増えます

ここでは、マンガやイラストにも応用できる、似顔絵のコツをまとめています。

似顔絵って意外と簡単

私はかつて、似顔絵って難しそうだと思っていました。

写実的に描こうとするだけだと、なかなか「似てる」と感じるレベルの絵にならないんです。

ネットでコツを調べても、漠然としたことしか書いていないので、色々と、似顔絵に関する本を探してみました。…そしていい本を見つけたのです!↓

小河原智子の似顔絵入門―超カンタン「ポジション式」で、初めてでもらくらく描ける!楽しめる! (趣味入門)

この本を読んで、少し練習しただけで、同じ顔を描く能力がかなりアップしました。

コツを知らずにやみくもにやっていたとしたら、ここまで到達するのに相当かかったと思います。やはり別の記事で述べたとおり「理論+練習」が重要ですね。

―参照:イラスト上達法|描きまくるだけじゃなく理論も大切!何の絵が上手くなりたいかを考える

以下に、役に立ったコツと、それをマンガやイラストに応用する方法についてまとめてみます。

「ポジション式」の描き方

顔のパーツのポジションを把握する

この描き方のポイントは、顔のパーツのポジション取りです。ポジションといっても、目と目の間隔が何ミリで…と、頭が痛くなるような方法ではありません。

むしろ、この本では「顔のパーツのポジションを、主な5つのパターンに分類し、そのどれに当てはまるかを考えるだけ」という、すごくシンプルな方法を紹介しています。

平均的なポジションと比較する

本書では、平均的なポジションを「平均型」としています。

そして、パーツが上に寄っていれば「上型」、下に寄っていれば「下型」、外側に寄っていれば「外型」、内側に寄っていれば「内型」です。

カギとなるのが、「平均型」です。平均的なポジションを覚えれば、それと比較することで、他の4つのパターンが理解できます。

この「平均型」を覚えるのが、第一段階ですね。

この本には、具体的な顔写真がたくさん載っているので、それらを見れば、5つのパターンを理解できます。

5つのパターンを描き分けてみた

この本を参考に、アニメっぽい絵で、5つのパターンを描き分けてみました。

…と言っても、真ん中の絵だけ描いて、あとはパーツをずらしただけです。

髪型や髪の色、輪郭、パーツの形などが全く同じなのに、完全に別人に見えるという点にも注目してください。

平均型と「上型」「下型」の比較

顔のパーツポジション―上型と下型
 おでこの頂点から、あごの先までの間隔が基準です。(図の2つの赤い線の間隔)

カギとなるのは目の位置です、平均型の目の位置は、真ん中(青い線)よりも少し上あたりです。ちょうど真ん中あたりなら「下型」です。

ちなみに目の位置というのは、目玉の位置なので、瞳の中心が基準です。

目と一緒に口の位置も移動します。そうしないと顔のバランスがおかしくなるからです。

「上型」なら、口が上にずれて、あごが長くなります。「下型」なら、口が下にずれて、あごが小さくなります。

平均型と「外型」「内型」の比較

顔のパーツポジション―外型と内型
これもやはり目の位置がカギです。

平均型の目の位置は、図に示した青い線より少し内側です。青い線は、顔の横幅の4等分線です。「外型」なら、ちょうど青い線の位置ですね。

口の位置に関して、「外型」は外側に、つまり下にずれてもずれなくてもOKです。一方「内型」は、口が内側へ、つまり上にずれます。

似顔絵のコツをマンガやイラストに取り入れるメリット

似顔絵のコツをつかめば、同じ顔が描けるようになるのはもちろん、他にもメリットがあります。

キャラクターデザインの質とバリエーションが増える

ポジションの「5つのパターン」は、それぞれ「受ける印象」が違います。この本では、次のように説明しています。

  • 平均型:しっかりしている。安定している。落ち着いた雰囲気
  • 上型:大人っぽい。上品。ちょっと古風
  • 下型:子供っぽい。かわいらしい
  • 内型:活発・活動的。知的
  • 外型:おおらか。おっとり。ぼんやり

―小河原智子の似顔絵入門―超カンタン「ポジション式」で、初めてでもらくらく描ける!楽しめる! (趣味入門)より

マンガやアニメのキャラに応用してみると、次のようになると思います。

  • 平均型:スタンダードなキャラ。主人公など
  • 上型:大人の女性。ゴツめの女性。ゴツい大男など
  • 下型:子供。ロリキャラなど
  • 内型:子供。ぽっちゃり女子。ゴツい小男。でぶキャラなど
  • 外型:おっとりキャラなど

このように、5つのパターンごとの特徴をキャラクターデザインに生かせるというわけです。

これで、キャラデのバリエーションが相当増えます。

キャラがイメチェンしても大丈夫

「ポジション式」の基準は、おでこの頂点だということを書きました。

つまり、似顔絵と、髪形は、あまり関係がないということです。

ということは、「ポジション式」を使えば、キャラが髪形を変えても同一人物に見えるように描けるということになります。

例えば、キャラの心境の変化を表すために、髪形を変える、丸刈りにする…というようなエピソードも描けるほうになるわけです。

まとめ

似顔絵の技術が学べる本として、今回紹介した本はお勧めです。

ちなみにこの本では、似顔絵の重要なテーマである「デフォルメ」については扱っていません。

それは続編の『本物よりも本物らしい「超パーツ式」似顔絵入門』(KKベストセラーズ)でまとめられています→紹介記事はこちら

今回取り上げた本

小河原智子の似顔絵入門―超カンタン「ポジション式」で、初めてでもらくらく描ける!楽しめる! (趣味入門)

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