浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(小学館)より

キャラクターデザイン

苦手でも大丈夫!SFメカデザインや、ファンタジーキャラのデザインがうまくなるコツ

投稿日:2017年1月1日 更新日:

自分のマンガに空想のメカを登場させたい!空想の生物を登場させたい!

…と思っても、デザインが苦手!という人って、私を含めてけっこういると思います。

そういう、「形をデザインするのが苦手」な人が、どうすればカッコいいデザインを作れるようになるのか?

漫画家の浅野いにお先生の方法を参考にしてまとめてみました。

2つの能力が必要

空想のものを「デザイン」して、マンガに登場させるのに必要な能力は、おそらく次の2つです

  • 「形を考える力」
  • 「色々な角度で描く力」

「形を考える力」が必要なのは当たり前ですね。

そして、考えたメカや生物をマンガに登場させるには、色々な角度で描けなきゃいけません。

樹なつみ作のSFマンガ「獣王星」がいい例だと思います。

このマンガのコミックスには、専門のデザイナーが描いた、メカや生物のデザイン画が載っています。でも本編に出てくるメカや生物は、デザイン画と比べるとなんかいまいち…

これは結局、デザインされた形を、「いろいろな角度で描く力」が弱いということだと思います。

(ことわっておきますが、「獣王星」は好きですし面白いです。メカが残念というだけで)

「形を考える力」と「色々な角度で描く力」の両方が必要というわけですね。

「形を考える力」をつけるには

よく言われる方法ですが、何か実在するものを「モチーフ」にして形を考えるといいようです。

「ガンダム」とか「ダースベイダー」は、戦国武将の甲冑をモチーフにしている。

「ナウシカ」に登場する蟲たちも、明らかに実在する虫をモチーフにしていますね。

「いろいろな角度で描く力」をつけるには

立体的な「見本」さえあれば、色々な角度で描くのは簡単ですが、いかんせん見本がありません…

というわけで、立体的な見本を作っちゃうのがいいと思います。

お金があれば、3Dグラフィックで作るのもいいと思いますが、ここでは、実際のモノを使って見本を作る方法を紹介します。

身近なモノでモデルを作る

浅野いにお作「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」には、いい感じの空想メカが沢山登場します。

とはいえ、作者自身は、SFメカデザインが苦手らしく、NHKの「浦沢直樹の漫勉」で、次のように言っています。

浅野:僕は今まで、SFとかファンタジーとかをやった事がないんで、こういうものを自分でデザインしろと言われたときに、けっこう躊躇があるというか。

浦沢:コンプレックスもあるでしょ。

浅野:ありますね。そういうの、あんまり向いてないっていう…

―NHK「浦沢直樹の漫勉」シーズン1「浅野いにお」より

じゃあどうやっているのか?

番組でも紹介されていますが、身近なモノで「モデル」を作って、写真に撮り、Photoshopで加工するという方法です。以下は別のインタビューからの引用です。

浅野メカといえば『デデデデ』にUFOが出てくるんですけど、これは見本を自分で作りました。ブロックトイで(笑)。

――(笑)。あの灰皿みたいな。

浅野上のほうが灰皿なんですけど(笑)。UFOの下の部分はブロックトイでざっくり作ったやつをもとにしています。

めざせ!まんが家PCでまんがを描こう!浅野いにおインタビューより

話に出てくるUFOはこちらです↓

灰皿とブロックトイを元にしたUFOのデザイン

浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(小学館)より

この方法なら「形を考える」+「色々な角度で描く」ということが、両方同時に達成できちゃいますね。

身近なモノを利用しているので、利用したモノをモチーフにして「形を考える」ことができている。

見本を実際に作っているので、当然「色々な角度で描く」ことができる。

ブロックトイは自由が利いてよさそうですね。空想の生物をデザインするんだったら、粘土とかでしょうか…アイデア次第で、色々できそうですね。

まとめ

空想のメカや生物をデザインして、マンガに登場させるために必要な能力と、その方法は以下のとおりです。

  • 形を考える:何かをモチーフにする
  • 色々な角度で描く:見本を作る

今回紹介した作品

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1) (ビッグコミックス)

 

獣王星 完全版 1 (花とゆめコミックス)

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