画力アップのコツ

画力を向上させる方法は理論と練習の2つ!何の画力を上げたいかを考える

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「絵が上手くなるにはとにかく描け!」という意見もあれば「理論さえあれば描かなくても上手くなる」という意見もあります。これはどちらも極端でしょう。「理論」+「練習」の両方が重要です。この記事では理論と練習で上手くなる方法をまとめました。

そもそも画力とは?

画力を向上させる方法を考える前に、そもそも画力とは何か?ということをはっきりさせたいと思います。「画力=絵の上手さ」といってしまうと漠然としすぎているので、もう少し具体的に定義してみます。

「絵の上手い人」といっても様々です。「メカの絵は上手いけど人物は下手」「人物は上手いけど動物は下手」「動物は上手いけど背景は下手」などなど…また、アナログ絵がうまい人もいれば、デジタル絵の方が上手い人もいます。

ですから本当は「リアルな人物の画力」「イラスト風の人物の画力」「デジタル絵の画力」など、細かく分けて考える必要があるでしょう。

つまり「描きたいと思ったものをそのとおりに描く能力」を画力というのだと思います。ですから「何を描きたいか」に合わせた画力を磨く必要があるでしょう。

マンガやイラストの画力の定義について詳しくは以下の記事にまとめています。

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画力を上げるための2つの方法

画力を上げるためのコツは何か?ということについて、色々な意見がありますが、画力向上に必要な意見をまとめて突き詰めると「理論 + 練習」の2点に絞られると思います。

方法その1:理論を集める

根性論で練習し続けるだけでも結果が出ないことはありませんが、「理論」を踏まえて練習したほうが良いというのは、スポーツなどでもよく聞く話ですね。

画力を向上させるには、上手く描くための理論を集めていくことが必要です。主に以下の2種類の理論があります。

理論1:形や構造の理解

上手く描くために対象物をよく「観察」することも「理論」に含まれます。つまり、対象物の形や構造に対する理解を深めることで、いっそう上手く描けるようになるということです。

外見を観察するだけでなく、人物画なら解剖学を学ぶ、メカの絵ならメカの構造を学ぶなど「資料」を読み込むことでも理解を深められます。

理論2:描写テクニック

形を理解しても、それを上手く表現できなければ意味がありません。線の引き方だけでなく陰影のつけ方、色の塗り方、構図の考え方など、描写するための様々なテクニックを学ぶ必要もあります。これもうまく描くための理論に含まれますね。

アナログ絵なら、絵の具の使い方を学ぶこと。デジタル絵なら、ソフトの使い方を学ぶことなども、テクニックを学ぶことに含まれます。

方法その2:練習する

理論だけでも、ある程度は上手くなりますが、やっぱり「実際に描かないとだめ!」「練習量が大切!」というのは多くのクリエーターが述べていることです。

イメージどおりの位置に線を引く!というのは、たくさん練習しないと身につかないことですね。また理論を体に覚えさせるためにも練習は不可欠でしょう。具体的な練習方法としてよくいわれるのは「模写」と「デッサン」ですね。

練習1:模写

画力の向上には模写が大切だとよくいわれます。どんな業界でもよくいわれるように「まずは先輩の真似をしろ!」ということですね。

これもやはり自分の描きたいものに合わせた模写をすべきでしょう。マンガなら理想とするマンガ家の作品の模写。絵画なら、理想とする画家の作品の模写をするということです。

練習2:デッサン

人物や静物を観察して、リアルに描く練習をする「デッサン」の重要性もよくいわれます。デッサンが画力アップに役立つことは間違いありません。

ただ、絶対に必要ですべての画力の基礎となるとはいいきれません。以下の記事に詳しくまとめていますが、少なくともマンガやイラストに関してはそうではないといわれています。

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これもやはり、自分が描きたい作品にとって、リアルな絵を描く能力が必要ならば大切な練習であるということでしょう。

初心者が短期間に上達した2つの事例

「理論 + 練習」の重要性を強調してきましたが、そのことを裏付ける事例として、絵の初心者が「何を上手く描きたいか」に集中したことで、短期間にすごく上達した例を2つ挙げます。両方とも私の身近で起きたことです。

事例その1:メカの絵が上手くなることに集中

私は大学で「工学ドローイング」という授業を受けたことがあります。授業では、自分のイメージしたメカの絵を描く方法を学びました。

立体的な形を描くにはどうするこうする…という理論をひたすら学びます。最初は単純な形状に始まって、どんどん複雑な形状の描き方を学びます。

といっても美大ではなく工学部です。授業を受けているのは、絵なんか描いたことないような人たちの集まりです。60分の授業を12回ぐらい受けたと思います。最終的には、みんなすごく上手く描けるようになっていました。

もちろん、この人たちに人物を描け、動物を描けと言っても無理でしょうが、メカの絵だけは劇的に上手くなったわけです。

何の絵を上手く描きたいのかを明確にし、そのことだけに集中して訓練することの重要性がわかる例だと思います。「理論」がしっかりしていたこともポイントだと思います。

事例その2:猫の絵が上手くなることに集中

次の事例も、全然絵を描いてこなかった奴の話です。プログラミングは大得意ですが、絵は全然描かない奴でした。

でもあるとき、何を思ったのか「ネコの絵を上手く描きたい」という目標を立てたようです。よくわかりませんが、ネコの絵だけをひたすら描き続けました。図書館で「ネコの描き方」みたいな本を借りてきて、ひたすら描いていました。

1~2カ月ほどたった時、奴の絵を見て驚きました。めちゃくちゃ上手いのです。マンガ家でいうと佐々木倫子なみの上手さでした。もちろんネコ以外は全然描けないですが。「ネコ」というピンポイントに集中して練習したために、短期間で劇的に上達したわけですね。

ちゃんと図鑑を見て練習したという点も重要です。ネコの骨格や体と頭の比率などの「理論」が、しっかり土台にあるので上手く描けたわけです。

まとめ

この記事で考えた画力アップのコツをまとめると、以下のとおりです。

  • 「何を上手く描きたいのか」を明確にし、それを上手く描くための「理論」を集める。
  • その「理論」にもとづいて効率よく「練習」する。

そして「何の画力を向上したいか」によって、必要な「理論」が異なり、それによって必要な「練習」も異なるということです。

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