マンガの描き方

マンガとアニメの表現の違いとは?5つのポイントを徹底比較!

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マンガとアニメの、表現方法としての違いは何なのか?

明らかに違うことはわかるんですが、具体的に何が違うのか?

この記事では、マンガとアニメの違いについて、よく考えたら当たり前のことばかりですが、具体的にまとめています。

違い1:文字の使い方

マンガの強みは、なんといっても「文字」による表現ですね。

一方、アニメ等の映像系メディアは、文字を使うことに限界があります。

文字1:地の文

文字の芸術といえば小説ですね。マンガは小説に近い表現が可能です。

小説の最大の特徴と思われるのは「地の文」の表現でしょう

「地の分とは何か?」については別の記事を参照:小説の書き方|「地の文」の書き方は4種類!それぞれの特徴・注意点まとめ

マンガでは、この「地の文」の技術を利用することができるわけです。

→くわしくはこちら:『マンガの心理描写のコツ|小説の「地の文」を使えば、心理描写の幅が広がる!

文字2:描き文字

描き文字とは、「オノマトペ」等のことですね。

例えば、「ドカーン!」「ゴゴゴ…」「どてポキぐしゃ」等…音だけでなく感情や質感、雰囲気など、色々なことを表現できます。

あと、「セリフのような描き文字」もあります。これも感情を表現したり、重要じゃないセリフだったり…色々な目的で使われます。

これを取り入れているアニメもありますが、限界があると思います。マンガならではの表現といっていいでしょう。

違い2:「動き」の表現

マンガとアニメは、それぞれ別の方法で、静止画に「動き」をつけていますね。

アニメでは、静止画を連続させて「動き」をつけます。

マンガでは、効果線や構図、キャラクターのポーズ、コマ割り等によって、止まっている画に躍動感を与えます。

低クオリティのアニメだと、この「マンガの動き」に負けていることさえあるでしょう。マンガは「動き」の面で、アニメに劣っているとは限らないわけですね。

違い3:構図の考え方

アニメ・映画はマンガの勉強にならない?

マンガとアニメ・映画では、構図の考え方が根本的に違います。

ですから、マンガの構図を勉強しようとして、アニメや映画、写真の構図を勉強しても、あんまり意味がないでしょう。

全く勉強にならないわけではないと思いますが、違いを知った上で勉強しないとダメでしょうね。

「右から左」のルール

マンガは「右から左に読む」という独自のルールがあります。

そのために構図を調整して、「右から左に」読みやすいように描かれています。

「時間軸も右から左に進む」というルールをもとに、構図が考えられています。

その点は「マンガのマンガ―初心者のためのマンガの描き方ガイド―コマ割りの基礎編」で、以下のように説明されています。

一コマの中に流れる時間と、一ページの中のコマとコマの間に流れる時間・・この二つの時間の流れによって、一ページの中に流れる時間は構成されている

かとうひろし「マンガのマンガ―初心者のためのマンガの描き方ガイド―コマ割りの基礎編」より

マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド コマ割りの基礎編

アニメにはこのルールがないので、構図の作り方が全く違うわけです。

 

違い4:音

マンガに、「音」を付けるのは難しいです。

一方アニメの場合は、いくらでも「音」を付けられる。この違いは大きいですね。

音楽

音楽がつくのは大きいですよね。

音楽があれば、演出の幅が、かなり広がります。

マンガにも音楽がついたらいいのに…と、思った先人たちが、色々な試みをしたようです。

マンガは基本的に、自分のタイミングで、自分の速さで読み進めるものですから、音楽を付けるには無理がありますね。

声優の演技力

声優の演技があったほうが、ただ文字として書かれている台詞よりもいい場合があります。

ただ、声優のせいでマイナスになるケースもあるので、絶対に良いとは言い切れませんね。

違い5:色

カラーの強みは沢山ありますね。

カラーなら、新海誠みたいな美しい背景もつけられる。キャラクターの髪の毛や肌の色の違いも表現できる。影もハイライトもつけ放題…

マンガの場合、印刷やコストの関係で、カラー作品がほとんどありません。

とはいえ、Webマンガやスマホマンガで、カラー作品が発達しつつあるので、この差は埋まりつつあるでしょう。

まとめ

マンガとアニメの違いは変化しつつあります。

例えば「動くマンガ」なるものが台頭してきています。くわしくは別の記事を参照↓

とはいえ、その手の新しいマンガを発明する際にも、マンガとアニメの違いを知ったうえでやらないと、良いものはできないでしょう。

この記事でまとめた、マンガとアニメの違いは以下のとおりです。

  • 文字の使い方:マンガのほうが文字の表現を使いやすい
  • 「動き」の表現:それぞれ「動き」の表現方法が違うので、どっちが上というわけではない
  • 構図の考え方:マンガは右から左に読むというルールがあるが、アニメにそれは無い
  • 音:マンガは、音楽や音声を付けにくい
  • 色:マンガはカラー作品がほとんどない

この記事の参考文献

マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド コマ割りの基礎編

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