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ひと昔前までは、液タブというと10万円以上するような「高価なもの」というイメージがありました。最近では中国系のメーカーを中心に、格安の液タブが次々と登場しています。人気の「格安液タブ」を、4つのメーカー別に紹介します。
人気の格安液タブメーカー4社
中国の「XP-PEN」
XP-PENは、2005年に日本でスタートした台湾系の企業で、今は「Hanvon Ugee グループ」子会社の中国系メーカーです。
大阪や東京で実店舗の販売ショップがあり、Amazon にも公式ストアを出店していて、日本でも購入しやすい環境が整っています。
日本語の公式サイトもあって、製品の情報などをチェックしやすい会社です。
中国の「HUION」
HUION(フイオン/絵王)は、中国発祥の、中国に本社のあるメーカーです。ペンタブレットのブランドとしては2010年にスタートしました。
日本企業の「株式会社EarthShip」が、国内の正規販売代理店として販売していましたが、2020年5月31からは HUION が Amazon に公式ストアを出店しました。
HUION の公式サイトも、日本語に対応しています。
中国の「GAOMON」
GAOMON(ガオモン)も、中国系のペンタブレットメーカーです。2011年にスタートした比較的新しいブランド。
2016年から Amazonでの公式ストアをオープンし、世界市場に進出しています。
公式サイトも日本語対応済みです。
日本の「Wacom」
Wacom(ワコム)は、言わずと知れた日本メーカー。高級なタブレットメーカーというイメージがありましたが、最近になって格安の液タブをリリースしています。
前述の中国系タブレットが登場する以前は、液タブや板タブに関する世界シェアのほとんどを Wacom が占めていました。
なんといっても日本メーカーの安定した品質が強みですね。
ちなみに Wacom も、Amazon に公式ストアを出店しています。
おすすめの格安液タブ4選
スマホでも使える「Wacom ONE」
こちらは Wacom が2020年1月に発売した格安液タブ。高級ブランドとして知られる Wacom製にもかかわらず、5万円代の格安価格から購入できます。
画面サイズは「11.6インチ」「13.3インチ」の2種類。13.3インチのモデルだけに指で操作できるタッチ機能が付いています。
普通にパソコンに接続して使うのはもちろん、Androidにも対応。Androidスマホに接続して、スマホのお絵描きアプリを使ってお絵描きすることが可能です。
大きい画面でも安い「XP-PEN Artist シリーズ」
XP-PEN の液タブは、上位モデルの「Artist Pro」シリーズと、格安モデルの「Artist」シリーズの2種類があります。
「Artist Pro」シリーズの方が高価で、画面サイズのバリエーションが豊富にあり、発色性能の高いモデルがあります。
格安モデルの「Artist」シリーズでも、「セカンド」の名前が付いたモデルは性能が高く、Wacom ONEと同じようにスマホと接続OK。画面サイズが大きめの「Artist 16 セカンド」なら15.4インチで Wacom ONE より大画面。3万円台の格安価格で購入できます。
発色性能の高い「HUION Kamvas シリーズ」
HUION の液タブは、XP-PEN と似たようなシリーズ構成で、上位モデルの「Kamvas Pro」シリーズと、格安モデルの「Kamvas」シリーズの2種類があります。
2種類のシリーズの性能の違いも、XP-PEN と似ていて、主に「画面サイズの豊富さ」と「発色性能」です。
「Kamvas Pro」シリーズの方が少し高価で、画面サイズのバリエーションが豊富にあり、発色性能の高いモデルがあります。
格安モデルの「Kamvas」シリーズでも、13.3インチサイズの「Kamvas 13」の発色性能は「Adobe RGB 92%」で、格安液タブの中では高いスペックです。
高性能で格安の「GAOMON PD シリーズ」
GAOMON の液タブは「PD」シリーズのみです。11.3インチの小型モデルから、21.5インチの大型モデルまで、いくつかのバリエーションがあります。
大型の21.5インチモデル「PD2200」は、「NTSCカバー率 92%」と発色性能が高く、4万円台という安さです。
どのメーカーの格安液タブを選ぶ?
では結局、どの会社の格安液タブを選べばよいのでしょうか。
安心感を求めるなら、やはり日本製の「Wacom ONE」でしょう。スマホがあれば使えるという手軽さも魅力です。ただし格安モデルとしては割高な方で、画面も小さめなのがデメリット。
もっと安くて画面の大きい液タブを求めるなら、中国系しかないでしょう。中でも。XP-PENの「Artistシリーズ」は、安さと画面サイズが両立した人気モデルです。
ただし中国系の液タブは時折、不具合なども報告されているので、レビューなどを確認して購入するようにしましょう。