テーマを考える女性

ストーリーの作り方

ストーリーの作り方|ストーリーの「テーマ」とは?―「メッセージ」とは違う?

投稿日:2015年10月15日 更新日:

ストーリーを作るとき「テーマを考えろ!」と言われますが、「テーマ」って何でしょう?

「自然を大切に」「命を大事に」「戦争反対」というような、ちょっとめんどくさい感じのことを思い浮かべるでしょうか。以前の私はそうでした。

そう思っていたせいで、「テーマなんてめんどくさいから、なくていい!」と思っていました。

そもそも「テーマ」って何なのか、よく理解していなかったのです。ここでは、「テーマ」とは何なのか?なるべくシンプルに考えたいと思います。

ちなみに、「テーマには4つの段階がある」という面白い話を紹介した記事もあります→「ストーリーの作り方|表のテーマと裏のテーマについて

正確な定義よりも、実用性を考える

いきなりですが、私は大学が工学部でした。工学は、理論の正確さよりも「実用性」を優先する世界だと思います。

「テーマとは?」「モチーフとは?」の定義が色々あるようですが、そういうややこしい話よりも「実用性」を考えたいと思います。

面白くてよくまとまったストーリーを作るために、「テーマ」というしくみをどう使うか?ということです。そこで、理系っぽい考え方で、まとめてみました。

研究論文っぽく考えてみる

テーマ=論文のタイトル

研究論文の場合は、「研究テーマ」=「タイトル」です。

研究テーマというと「○○の△△における□□について」みたいなやつですね。

マンガや小説は、一種の研究論文だと思います。ですから、研究論文と同じように、テーマを考えてもいいような気がします。

例えば、「ブラック・ジャック」のテーマを、研究論文っぽく表現してみると「医者が人の命を助けることについて」という感じですかね。

このように、「~について」みたいな論文っぽいタイトルを考えてみると、そのままストーリーのテーマとして使えると思います。

テーマについて、色々な角度から論じる:本論

論文では、いろいろな参考文献や、実験データなどを使って、テーマについて色々な角度から論じ、検証していきます。いわゆる「本論」と呼ばれる部分ですね。ストーリーも同じです。

例えば「ブラック・ジャック」の場合。「医者が人の命を助けることについて」、ブラックジャックの考えを表現する話もあれば、「ドクター・キリコ」の考えを論じる話もあります。

「医者は、こういう形で人を助けられる」という明るい面に焦点をあてた話もあれば、「医者は全く無力である」という暗い面をえぐる話もあります。

このように、ストーリーのテーマは、色々なキャラクターやエピソードを使って、色々な角度で表現されるのです。

結論が「メッセージ」になる

論文ではふつう最後に結論を書きます。結論では、本論で書いたデータや資料を根拠に、「何が言いたいのか」を書きます。ストーリーも同じです。

もう一度「ブラック・ジャック」を例にとると、ブラック・ジャックの言っていることが、そのままメッセージとは限りません。ドクター・キリコの意見だって一理ある。

医者ができることとできないことを、色々なエピソードで表現した結果、伝わってくること…それが、結論すなわち「メッセージ」です。

ストーリーの「メッセージ」は論文と違って、最後に出てくるとは限りません。何気ないセリフや、言葉の裏に秘めさせたりして、さりげなく出すのが普通です。

全くセリフでは説明しないで、「全体を読めば伝わるだろ?」みたいなパターンもあると思います。

「メッセージ」は、なくてもいい

いわゆる「読者にゆだねる話」というのもあります。つまり、いろいろ書いたけど、「結論はあなたが出していいよ」という話です。メッセージ無しということですね。

メッセージ(結論)無しでもいいですが、テーマ(主題)は基本的に必要です。

まとめ

テーマの決め方と、発展の仕方、メッセージとの関係を、論文と同じだという発想でまとめてみました。

偉い人に「定義が間違っている」と言われそうですが、実用面を考えれば、これでいいような気がします。よかったら参考にしてください。

  • ストーリーのテーマは、研究論文のタイトルみたいなもの。
  • キャラクターやエピソードは、テーマについて色々と論じるためのもの。
  • 結論がメッセージになる。
スポンサードリンク
スポンサードリンク

-ストーリーの作り方

Copyright© STOTUKU , 2017 AllRights Reserved.