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小説や漫画の題材は、どのように見つければよいのでしょうか?ここでは、題材の見つけ方として、自分の得意分野を利用する方法を紹介します。
得意分野を題材にした例
「スラムダンク」―好きなことを題材にした例
スラムダンクは、明らかにバスケが大好きじゃなければ描けないマンガですよね。バスケの面白さを知り尽くしていないと描けない感じです。
つまり、好きなことを題材にすると、他の人には描けないような作品を描ける可能性が高くなるんだと思います。
バスケ好きはいっぱいいる。マンガを描ける人もいっぱいいる。でも、両方そろった人は少数だからです。
しかも、自分の大好きなことなので、「この面白さを伝えたい」という、高いモチベーションにつながります。クリエーターにとってモチベーションは命の源ですから、これもかなり大きなメリットです。
「好きなこと」は、ストーリーを作る上で、かなりの武器だと思います。
「ブラック・ジャック」―専門分野を活用した例
こちらは、好きなことというより、大学で学んだ専門知識などを活用している例です。
「ブラック・ジャック」を描いた手塚治虫は、医師免許を持っています。こんなにすごい専門分野があるのに、晩年までマンガにしないなんて、どれだけアイデア豊富なの?!って感じです。
「2001年宇宙の旅」で有名なアーサー・C・クラークは、大学で物理学と数学を専攻していたようです。その知識は作品にふんだんに使われています。
例えば、「軌道エレベーター」を題材にした作品「楽園の泉」では、物理や数学を駆使して、起動エレベーターをかなり詳細に描いています。
このように、専攻していた専門分野、あるいは仕事で得た専門知識などを題材にすると面白いと思います。
マニアックな趣味を題材にした例
マンガ「とりパン」―自分の面白さを探してみる
自分にはそんなすごい趣味もなければ、専門知識もない…という人も、よく考えると何かあるかもしれません。
マンガ「とりパン」はそういう実例だと思います。このマンガは、「パンのミミをきざんで鳥にあげる」という作者の趣味を題材にしたものです。
こういうマニアックな趣味を題材にしようなんて、普通なかなか気がつきません。つまり、自分の中に、面白いストーリーになる題材が眠っているかもしれないということですね。
普通の人とは違うちょっとしたクセ、こだわっていること、変な趣味など…よく考えると、自分の中に、マンガや小説に使える題材があるかもしれません。
描くことそのものを題材にした例
「吼えろペン」シリーズ―マンガ家マンガ
いくら考えても、得意なことが何もない…そんな人も、必ず持っている得意分野があります。
マンガや小説を作ろうと思っているということは、「マンガや小説を作る」ということ自体が、自分の好きなことのはずです。
つまり「マンガや小説を作る」ということ自体を題材にしちゃえばいいのです。
マンガ家もののマンガと言えば、大御所では「まんが道」ですね。
私が大好きなのは、島本和彦の「吼えろペン」シリーズ。「マンガ家ってこうあるべきだよね」「こんなことが大変だよね」ということを、ギャグに見せかけて、さりげなく核心をついてくるのが楽しいです。
まとめ
自分の好きなこと、専門知識、マニアックな趣味、描くことそのもの…こういう情報を、ストーリーの題材に活用しない手はないでしょう。
結局、自分が持っているもので、他の人があまり持っていないようなもの…それで勝負するってことですね。