かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」より

ストーリーの作り方

共感を呼ぶストーリーの作り方―主人公に感情移入させる方法

投稿日:

「主人公に感情移入できるようにすべき」

「感情移入できなければ面白くない」

ストーリー作りでよく言われることですが、具体的にどうやったらいいのでしょうか。一般的な方法をまとめてみました。

かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」を参考にしています。

マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド ストーリー構成編

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目標・欲求をはっきりさせる(何をしたいのか)

マンガの描き方の話で、よく言われるのが「主人公に目標を持たせよう」ということ。

「海賊王に俺はなる!」みたいなやつですね。

それは「三幕構成」の基本でもあります。

→三幕構成についての記事も参照:ストーリーの作り方|「三幕構成」を使うと、みんなあなたの作品から目が離せなくなる?!

とはいえ、ただ目標を立てるだけでは不十分ですよね。

感情移入してもらうためには、読者、視聴者も、その目標に共感しなければなりません。つまり、

「主人公が目標を達成してほしい」と思うこと。

それが感情移入ですね。

具体的にどうすればいいのでしょうか。

主人公の目標に共感させる工夫

動機をはっきりさせる(なぜしたいのか)

人間、身の上話に弱いものです。

主人公が、なぜその目標を持つようになったのか、経緯、理由などがわかると、なんとなく感情移入しちゃうと思います。

その点は、かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」で、以下のように説明されています。

かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」(銀杏社)より

かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」33ページより

かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」より

かとうひろし著「マンガのマンガー初心者のためのマンガの描き方ガイドーストーリー構成編」34ページより

「何が彼らを突き動かしているのか」という部分。つまり、動機をはっきりさせると、「共感」につながるわけですね。

目標を達成した状態を見たいと思わせる

動機がはっきりしなくても共感しちゃう場合があると思います。

例えば、ミステリーなどの場合の目標は、「謎を解く」ということ。

この場合、単純に謎の答えが気になるから、「目標を達成してほしい」と共感しちゃうわけです。

このように、単純に気になるから共感するという場合もあるでしょう。

定義っぽくいうと「目標を達成した状態を見たいと思わせる」ということでしょうね。

主人公の目標・動機の作り方

「目標」と「動機」を、どうやって作ればいいのか?

少し考えてみました。

元ネタをさがす

やっぱり、現実の人間が抱く欲求、目標、動機を元ネタにするのが一番でしょう。

「ありのままの自分を出したい!」みたいな、みんなが願っているけど、現実、なかなか叶えられない欲求。

それを、空想の世界で叶えられる!それが物語の楽しさだと思います。いわゆるカタルシスってやつですね。

たとえマニアックな欲求であろうとかまわないと思います。一部のファンにはドンピシャかもしれませんからね。

よくわからない欲求は人に聞く

都合上、自分ではよくわからない欲求を描くはめになることがあると思います。

男なのに、乙女心を描くはめになるみたいな…。

その場合は、わかりそうな人に聞くしかないでしょうね。

「アナ雪」のスタッフは、ストーリーを作る上で、「姉妹」の気持ちを理解するために、女性スタッフたちを対象に調査をしたようです。

ディズニー・アニメーション・スタジオのアンドリュー・ミルスタイン氏は、次のように語っています。

物語の軸となるのは「姉妹」です。私たちはこの物語に真実味を持たせるために調査団(リサーチ・グループ)をつくり上げました。といっても、皆さんが思い浮かべるような堅苦しいものではありません。

ディズニー社には、数百人単位の女性社員がいて、その多くには姉妹がいる。姉妹というのは、別に年齢も関係なければ人種も社会的背景も関係ない。どこにでもある人間関係です。そこでジェン(ジェニファー・リー監督)とクリス(クリス・バック監督)が作品をつくり上げるうえで、姉妹を持つ女性社員たちから様々な経験を聞き出し、姉妹の間に存在する相剋、冷たさ、喪失、和解、そういった諸々の感情を物語に反映していったのです。

  ―アンドリュー・ミルスタイン

PRESIDENT Onlineより

一番の元ネタは自分

とはいえ、結局のところ、作者自身が共感しやすい話が一番だと思います。

自分の現在の目標・欲求でもいいですし、幼少期の願望を元ネタにしてもいいと思います。

そのまま描いたらエッセイになっちゃうので、ファンタジー世界に置き換えるなど「変換」することで物語になります。

とにかく、ストーリーを作るときは、自分をグイグイ出していくのが理想だと思います。

まとめ

感情移入しやすいストーリーを作る方法をまとめると、以下のとおりです。

  • 主人公の目標・欲求をはっきりさせる
  • その目標・欲求に共感できるように工夫する

今回の参考文献

マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド ストーリー構成編

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