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ストーリーの作り方

ストーリーの作り方|引き込まれるオープニング・冒頭の作り方ーそれに必要な3つの情報

投稿日:2017年7月13日 更新日:

ストーリーの冒頭、オープニングの作り方って難しいですね。

この記事では、引き込まれるような冒頭の作り方についてまとめています。良いオープニングに必要な3つの情報についてです。

冒頭でありがちな間違いについても考えます。ここでいう「間違い」とは、あくまでも「引き込まれない冒頭」という意味での間違いです。

ありがちな間違い

以下のような冒頭って、ありがちですが、引き込まれるような冒頭ではないと思います

  • 何だかよくわからない詩的なナレーション。
  • 謎のファンタジー用語やSF用語がいっぱい出てきて意味不明。
  • 何をしているのかわからないアクションシーン。

etc...

共通しているのは「冒頭シーンで何が起きているのかが、わかりにくい」ということです。

大前提:わかりやすさ

引き込まれる冒頭を作るための大前提は「わかりやすいこと」です。

情報の小出しは、ほどほどに

わかりにくい冒頭を作ってしまう理由は、おそらく、情報を小出しにすることで、ストーリーに興味を持たせようということなんだと思います。

情報を小出しにするというのは、ストーリーの続きを気にならせるテクニックとして重要です。でも、何事もやりすぎは禁物です。隠してもいい情報と、隠してはいけない情報があります。

 

最低でも「現在」何が起きているかわかるようにする

隠してはいけない情報のひとつは、「現在何が起きているか」ということです。

その点は、リサ・クロン著「脳が読みたくなるストーリーの書き方」で、以下のように説明されています。

さて、次に何が起きるか予想できず、何が起きているかさえもよくわからない場合はどうだろう?

普通なら、すぐほかに読むものを探そうとするものだ。

―リサ・クロン著「脳が読みたくなるストーリーの書き方」より

脳が読みたくなるストーリーの書き方

「次に何が起きるか予想できず」というのは、この先のストーリーのイメージが全然膨らまない(=予想できない)ということですね。

なぜなら、オープニングで「今何が起きているか」ということすら、理解できないからです。

「未来:オープニングの後に何が起こるか」についてだとか、

「過去:なぜこうなったのか」については、情報を隠したほうが、興味をそそられるかもしれません。

でも「現在」何が起こっているかわからないと、興味をもってもらえないでしょう。

専門用語を避ける

わかりやすいオープニングを作るためのコツを、一つだけ挙げたいと思います。

ファンタジーとかSFの冒頭では、専門用語を避けることが大切だと思います。少なくとも説明してから使わないとダメでしょうね。

「風の谷のナウシカ」の冒頭では「腐海」とか「蟲」とか「瘴気」とかいう、ナウシカ世界の専門用語を一切使っていません。ユパが「また村がひとつ死んだ」とだけ言います。

ナウシカの世界を知らない人でも意味が分かるようにしているわけです。ファンタジーやSFの冒頭のお手本だと思います。

 

「わかりやすい」という大前提をクリアしたうえで、冒頭に必要な3つの情報を盛り込む必要があります。以下の通りです。

必要な情報1:どんなストーリーか

「ストーリー・クエスチョン」を示す

「ストーリー・クエスチョン」とは、例えば主人公の目標・欲求などのことです。→詳しくは別の記事を参照:ハリウッド式構成の基本「ストーリー・クエスチョン」もしくは「セントラル・クエスチョン」とは?

これは、ストーリーに不可欠な要素です。

ストーリークエスチョン=どんなストーリーか?

「ストーリー・クエスチョンが何なのか?」=「これはどんなストーリーか?」ということです。

ですから、これがなければ、ストーリーが始まらないわけです。

ですから冒頭でとにかくこれをはっきりさせなければいけません。

冒頭に必要なのはこれだけと言ってもいいかもしれません。冒頭に必要な要素の、残りの2つは、この「ストーリー・クエスチョン」をはっきりさせるために必要ということです。

必要な情報2:主人公は誰か

ストーリー・クエスチョンを設定するために必要であれば、冒頭で主人公が誰かをはっきりさせる必要があります。

ミステリーなどは、主人公が分からなくてもストーリー・クエスチョンを設定できる場合があります。

とはいえ、ストーリー・クエスチョンは大抵の場合、主人公の欲求とか目標なので、ほとんどの場合、冒頭で主人公を明確にするべきです。

必要な情報3:世界観・設定

世界観や設定も、ストーリー・クエスチョンのために必要であれば、冒頭で説明します。

全部詳しく説明できなくても、ストーリー・クエスチョンを理解するために必要な情報は、最低でも説明するべきです。

ファンタジーやSFでは特に重要ですね。

ナウシカの映画でも、冒頭でテロップを使って、「腐海」や時代背景について説明しています。

まとめ

まず、冒頭はわかりやすさが大前提であることを説明しました。

そして、話に引き込まれるような冒頭に必要な3つの情報とは、以下の通りです。

  • どんなストーリーか:ストーリー・クエスチョン
  • 主人公は誰か
  • 世界観・設定

これはハリウッド式の構成理論に基づいています。それについては別の記事を参照:ストーリーの作り方|「三幕構成」を使うと、みんなあなたの作品から目が離せなくなる?!

この記事で引用した本

脳が読みたくなるストーリーの書き方

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