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マンガ「第七女子会彷徨」を紹介します。ドラえもんっぽいような星新一っぽいような、そして「日常系」マンガでもある、なんとも表現しにくい変なマンガです。変なマンガと思いつつハマッてしまい、2016年に発売された最終巻(全10巻)では見事に泣かされました。どんな内容なのか、概要だけご紹介します。
おおまかな設定・世界観
「友達選定システム」が導入された社会。高校入学と同時に、「友達」を組み与えられる。成績にも「友達」という項目があって、どれほど「友達」との関係性を高めることができたかが問われる。へたすると「友達」の成績が悪くて留年ということも……
友達は番号で決められ、同じ番号になった人同士が、友達ペアとなる。「七番」の番号で友達ペアになった二人の女子、金村さんと高木さんの「第七女子会」の少し不思議な日常が繰り広げられる。
世界観は現代風で、ドラえもんっぽい町並みですが、SFガジェットが普通に一般的になっていて、商品化されている設定です。それを天然キャラの高木さんが買ってきて、むちゃくちゃなことになるという定番パターンが楽しめます。
ところどころに伏線が…
最終巻の10巻では、1巻から張られていた伏線がいろいろと回収されます。けっこう考え抜かれた感じの作品です。
連載は7年に及ぶので、だいぶ前から伏線を張っていたのか!という気もしますが、もしかしたら、先に考えていたというよりも後付けで、「これを伏線ということにしちゃおう」というパターンもあると思います。
ワンピースなんかも、どこまで前もって考えていた伏線なのか微妙なところですよね。でも後付けであろうと面白いものは面白い。
伏線の張り方について詳しくは、以下の記事を参照してください。
キャラ同士が仲が良い作品って面白い
話はそれましたが、とにかくこのマンガで一番の見どころは、やっぱり金やんと高木さんの関係です。キャラ同士が「本当に仲が良いなー」と思える作品って、それだけで面白いんじゃないでしょうか。
単に仲が良いだけではなく「お互いのことが好きであることが伝わってくる+二人のやり取りが面白い」という条件がそろえば、確実に面白い。
ほっこりと、「この二人のやり取りを見ているだけで楽しいなー」という気分になれます。そういうキャラクターのペアを作り出すことができれば、いい作品になるんじゃないかと思います。このマンガはそういう点で本当に良い作品です。
SFとかドラえもんとか星新一が好きな方にはおすすめです。「日常系」マンガが好きな人にもいいかもです。ちなみにですが、マイナーなので、お店で見つけるのは難しいです。