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面白いマンガやアニメ、ドラマ等は、どんどん続きが見たくなって、止まらなくなるものですね。そんな面白いストーリーを作るには、どうすればいいのでしょうか。この記事では、続きが気になるストーリーを作るために必要な、1つのポイントを説明します。
「予感」させる
続きが気になるストーリーを作るコツは、
続きを見れば、「見たいもの」が見られると「予感」させることです。
リサ・クロン著「脳が読みたくなるストーリーの書き方」でも、以下のように説明されています。
物語が読者をつかむためには、何かが起きているというだけでなく、予想される結果がなければならない。
「予想される結果」が見たいと思うから、続きが気になるわけです。
サスペンスであれば、例えば「この人が殺されちゃうかも」という「予想される結果」。
恋愛モノであれば、例えば「2人がくっつくかも」という「予想される結果」。
スポーツモノであれば、例えば「このチームが優勝するかも」という「予想される結果」。
そういう「予想される結果」を見たいと思うから、続きが気になるわけです。何も予想、予感できないものには興味が持てませんよね。
「予感」させる方法
ではその「見たいもの」を「予感」させるにはどうすればいいのか?…よく使われている方法をまとめてみました。
その1:主人公に欲求(目標)を与える
「海賊王になりたい!」「全国制覇したい!」「あの人が好き!」…たいていの主人公は強い欲求があるものです。
観客がその気持ちに感情移入すれば、観客は主人公と同じ欲求を持つことになります。観客は、続きを見ればその欲求が満たされると「予感」できるので、続きが観たくなるわけです。
ですから、主人公等、感情移入できる登場人物に欲求や目標を与えることで、続きが気になるストーリーになるでしょう。
ただし、順調に目標が達成されていくだけでは面白くないので、「逆境」をうまく盛り込むことが重要ですね。
その2:謎の提出(ミステリー要素)
別の記事で論じたとおり、ミステリーものに限らず、どんなジャンルでも、謎が提出されると、答えが知りたくて続きが気になります。
それは、続きを読めば謎の答えを知ることができると「予感」するからですね。
ミステリー要素によってストーリーを盛り上げる方法については、以下の記事にまとめています。
初心者でも分かるミステリーの書き方|ラノベにも応用できる基本の作り方
その3:危機の「予感」
何らかの「危機」を予感させることも、よく使われる手法ですね。
「殺されるかも」「敵が妨害してくるかも」「恋が引き裂かれるかも」etc…
伏線を上手く使えば、危機を「予感」させることができます。伏線について、詳しくは以下の記事を参照してください。
まとめ
今回取り上げた、「続きが気になるようにするために必要な、たった1つのポイント」とは、
続きを見れば「見たいもの」が見られることを「予感」させることです。
具体的な方法として挙げたのは、次の3つです。
- 主人公に欲求(目標)を与える
- 謎を提出する
- 危機を予感させる