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ストーリーの作り方についての本が、世の中にたくさんあります。それらのストーリー創作理論を整理してまとめるだけで、かなり役立つ知識を得られるはずです。このサイトでは多くの参考文献をもとに、実践で使えそうな理論をまとめてきました。この記事は、その総まとめです。
ストーリーの基本を学べるおすすめ本
ストーリーの作り方を本で学ぶなら、まずは世界的に有名な本や、海外の最新理論を扱った本を読むことをおすすめします。
ディズニー・ピクサーのスタッフなど、トップクリエイターたちがみんな読んでいるような名著や、世界の最新エンタメに大きな影響を与えている本がいくつかあります。
日本にも良い本はありますが、まずはそのような「最先端」かつ「基本」となる本を読んだほうがいいでしょう。
具体的な本の紹介はこちら↓
ストーリーの作り方・物語の構成理論の基本を学べる!おすすめ本8選
ストーリー創作の専門用語について
ストーリーのテーマとは何か?という基本の話から、テーマの考え方まで、このサイトではまとめています。
テーマとは何か?
テーマとは「結局このストーリーは何の話なのか?」ということですね。それはメッセージ的な形とは限りません。
テーマがないストーリーは「結局何の話なのかよくわからない」ことになってしまいます。詳しくはこちら↓
なぜ必要?物語のテーマとは~小説・漫画のテーマの決め方、考え方
プロットとは何か?
「プロット」は、ストーリーの作り方についての話でよく登場する言葉です。
その詳しい定義を知っておくことは、単なる「お勉強」にとどまらず、ストーリーの作り方の「具体的なノウハウ」として役立ちます。
詳しくはコチラ↓
「プロット」とは?「あらすじ」との違いは?―参考資料をもとに徹底解説!
ストーリーの冒頭について
ストーリーは冒頭が肝心!とよく言われますね。冒頭に必要な情報は、以下の3点だと言われています。
- ストーリー・クエスチョン(セントラル・クエスチョン)
- 主人公は誰か
- 世界観・設定
主人公と世界観・設定を説明するのは当然として、「ストーリー・クエスチョン」は、日本では一般的ではない考え方かもしれません。ハリウッドではかなり基本的なこととされています。
「ストーリー・クエスチョン」がはっきりしていないストーリーは、ルールのないスポーツのようになってしまい。全く面白くなくなってしまいます。詳しくはこちら↓
ストーリーの作り方|引き込まれる冒頭シーンに必要な3つの情報―ありがちな間違いとは?
ストーリーの「構成」の理論
主な構成理論を2つ、ピックアップしてみました。
世界基準は「三幕構成」で、「起承転結」はちょっと邪道です。「起承転結」は「三幕構成」の一種、応用形といえるかもしれません。
三幕構成
三幕構成とは、主にハリウッドで発達した、映画用のストーリー構成理論ですね。冒頭で観客の注意を引き込む機能が優れています。
三幕構成の内訳は以下のとおりです。
- 一幕:発端―設定の説明と、ストーリー・クエスチョンの提示
- 二幕:葛藤―ストーリー・クエスチョンのための葛藤
- 三幕:解決―ストーリー・クエスチョン解決のために物語が大きく動き、結末へ
全体を通してカギを握っているのは、「ストーリー・クエスチョン」ですね。詳しくは以下の記事に解説しています↓
起承転結
起承転結は、元々は漢詩の構成理論ですが、主に日本においてストーリー構成に応用されたと思われる理論ですね。つまり、起承転結も三幕構成も、内容はほとんど同じで、以下のように対応しています。
- 起=一幕
- 承・転=二幕
- 結=三幕
詳しくは以下の記事にまとめています↓
ストーリーの起承転結とは?それぞれの意味を解説!三幕構成と比較してまとめてみた
ストーリーの「アイデアの出し方」
ストーリーのアイデアを考えるための基本となる思考法がいくつかあります。このサイトでは色々な思考法をまとめてきましたので紹介します。
「演繹法」と「帰納法」
ストーリーの流れや、決まったオチに向かって、キャラを操る作り方は「帰納法」逆に、キャラが自由に動くように、キャラにゆだねる作り方を「演繹法」といいますね。
この2つの思考法はストーリー作りの基本なので、両方うまく使いこなすことが重要です。使いこなせないと煮詰まったり、スランプに陥ったりすることがあります。詳しくはこちら↓
「キャラ先」と「世界先」
少年マンガなどは、キャラを先に考えて、設定やストーリーを後付けする方法が主流ですね。
逆に、SFやミステリーなどは、設定・世界観や話の筋を先に考えて、その話を動かすコマとしてキャラを後付ける場合が多いでしょう。キャラが先か、世界観が先か、2つの作り方それぞれに長所と短所があります。詳しくはこちら↓
物語の作り方は2種類―キャラクター先かストーリー先か、あなたはどっち?
「王道パターン」を利用した発想
神話のパターンにそって、ストーリーを作る方法は有名です。「スター・ウォーズ」はこの方法を使ったといわれています。詳しくはこちら↓
ストーリーの王道パターンを利用せよ!ストーリーを量産するテクニック
神話じゃなくても、好きな作品や人気作品に共通する「ストーリーの王道パターン」を元ネタにするというのは、よくあるテクニックですね。詳しくはこちら↓
漫画や小説のアイデアの出し方|才能に頼らないストーリー創作の基本とは
キャラクター設定の作り方
キャラクター設定を考える上でのコツを押さえることは、優れたストーリーを作るために不可欠です。
キャラクターのアイデアの出し方
どうすれば魅力的なキャラクターが思いつくのでしょうか。
特に前述の「キャラ先」でストーリーを作るには、まずは魅力的なキャラクターを思いつかなければなりません。
よくあるテクニックは、さまざまな「元ネタ」を使う方法です。
詳しくはこちら↓
キャラクター設定・性格の作り方|漫画や小説のオリジナルキャラを作るコツ
キャラクターに感情移入させる方法
キャラクターに感情移入させることが大切!とよくいわれますね。そのための方法は色々ありますが、基本は以下の方法です。
「キャラの目標をはっきりさせる + その目標に共感させる」
詳しくはこちら↓
「キャラ立ち」させる方法
「キャラが立ってない」という問題は、ストーリー制作でよくある失敗です。
失敗を避けるには、そもそも「キャラ立ちとは何か」を知っておく必要があります。定義を知っておけば、キャラ立ちさせる方法もおのずと分かってくるはずです。
詳しくはこちら↓
登場人物を「キャラ立ち」させる方法とは?基本のコツと「キャラが立ってない」の原因
キャラクターの「弱点」を設定する方法
特に漫画やアニメ・ラノベなどに登場する「強いキャラクター」には、弱点を設定することが重要とされています。
単に「戦闘力が強いキャラクター」だけでなく、「精神的に強いキャラクター」についても、弱点が重要。完璧すぎるキャラクターには共感しにくいなどの理由からです。
弱点の重要性や設定する方法について、詳しくはこちら↓
「台詞」(セリフ)と「地の文」の書き方
マンガや小説・脚本など、ストーリーを形にする方法は様々ですが、共通するのは「台詞」の書き方と「台詞以外」の文章力ですね。小説の台詞以外の部分、いわゆる「地の文」の書き方は、マンガにも当てはまります。
台詞の書き方と地の文の書き方について、それぞれ詳しくまとめた記事があります。
「台詞」(セリフ)の書き方
台詞のタブーとして有名なのは「説明台詞」でしょう。
説明台詞とは、「登場人物が何かを説明する台詞」ではなく、「作者が何かを読者に説明したくて、登場人物に言わせている不自然な台詞」です。詳しくはこちら↓
脚本・小説のセリフのタブー「説明台詞」とは?それを避ける4つのコツ
「地の文」の書き方
地の文は小説の、セリフ以外の部分のことですが、マンガにも応用できます。
地の文の書き方は4種類あるとされていて、その4つを上手く使いこなすことが重要です。その4つとは以下のとおりです。
- 一人称
- 三人称客観視点
- 三人称一元視点
- 三人称多元視点
詳しくはこちら↓
小説の「地の文」の書き方は4種類!それぞれの特徴・注意点まとめ
ストーリーの味付け・小技
ストーリーを面白くするスパイス的な小技が、世の中にいっぱい出回っていますね。いくつかピックアップしてみました。
伏線の張り方
伏線は何のためにあるのか?その目的は主に、以下の2つです。
- 伏線重視型:伏線を張った時点で、何かを予感させ、続きが気になるようにするため
- 回収重視型:伏線を回収するときに、話の説得力を増すなどして、話を盛り上げるため
詳しくはこちら↓
泣けるシーンの作り方
泣けるシーンを作るための王道理論は意外とシンプルです。それは「キャラへの感情移入」をさせたうえで、その「キャラが泣く」ということです。詳しくはこちら↓
みんな号泣!泣けるシーン・感動場面の作り方。その王道セオリーとは
謎・ミステリー要素で盛り上げる方法
「犯人はだれ?」とか「なぜこうなったのか?」など、「謎」の答えを知りたい!というだけで、読者は続きが気になるものですね。
「謎」を提出することで読者を引き込む手法は、昔からある王道テクニックでしょう。詳しくはこちら↓
初心者でも分かるミステリーの書き方|ラノベにも応用できる基本の作り方
ストーリー作りのスランプ克服法
ストーリー作りが行き詰まる!それは、誰にでもあることだと思います。
そんなときのスランプ克服方法を、様々な参考文献から集めてみました。以下の5つです。
- 原点に戻る
- キャラにゆだねる
- 批判的な目線をやめる
- 理詰めで考えるのをやめる
- 別の作品にとりかかる
詳しくはこちら↓